5歳のTくん。

ある日、保育園の園長先生から

保育園でTくんが突然豹変し お友達を噛んだり叩いたりする、
に障害がある可能性があるので 病院で見てもらってください、
という話を聞き お母さんはびっくりと同時にとてもショックでした。

家では全くそんなそぶりは見せなかったからです。

それで、母と子のピエタセラピーに参加しました。

この年齢になると、人目を気にしたり
なかなか自分の本当の気持ちを言うまでには 時間がかかります。

マンツーマンで
じっくり向き合い、ゆっくり気持ちを聞いてみました。

どうやら、ママに怒られるたびに

「嫌われた」 「自分のせいだ」と

何度も思い込んできたようです。

その勘違いを溶かしていき その後の様子をメールでいただきました。

同意を得ていますので、以下そのまま掲載します。

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Tは、とっても甘えたになって抱っこ抱っこ~とせがんできたり、
保育園の年齢の小さな子どもに興味を示し手を繋いで遊んだり、
赤ちゃんのいるお部屋に遊びに行ったりしています。

友だちを噛んだという報告は今のところありません。

家では先日私が洗濯物を干している時に台から私が落ちてしまい、
それを見ていたTが急に泣き出しました。

「ごめんなさい」と何度も言うので、
「Tは何もしていないよ、ママの不注意で落ちただけだから
Tは関係ないんだよ」と話すと、

「だって僕が悪いから」 「僕なんか居なければいいんだ」
「僕なんか死んじゃえば」と言って 私の手から逃れて窓へ手を伸ばして暴れました。

それを見てとても胸が痛かったです。
こんな小さな子どもが自分は死んでしまえばいいと思っていて、
私がいつも何度も 「大好き」「Tが居てくれて嬉しい」
と言っていた言葉が伝わっていなかったなんて…。

こんな気持ちを胸に抱えて生きてるなんて、なんて辛いことだろうと、
自分が何もしてやれてなかったことにとてもショックでした。

でもそのとき、 「あぁ私もそう思って生きていたんだ」と思い出し、
Tに対して自分の子どもだった自分に対して言うように 接してみました。

生まれて凄く嬉しかったこと、
(出産後)本当はすぐに抱っこしたかったこと、
理由も聞かされず離れ離れになって悲しかったこと、
Tが心配で眠れなくてTを連れてきて貰ったこと、
でもTはぐっすり眠っていたこと、
生まれた瞬間からずっと一緒に居たかったけど出来なかったこと、
それは病院の方針でママの身体を休ませるためだったこと、
Tが悪くて離れたわけではないこと、
ママもTのことをずっと待っていたこと。

そんな事をTと小さな自分に話しました。
話しながら 母もこんな気持ちだったのかもしれないなぁと感じながら、
こういう連鎖は本当に悲しいことだと思いました。

すると今度は「○○ちゃんなんか大嫌いだ!」と泣くので
「嫌いでいいんだよ、みんなのことを好きになる必要はない、
嫌いな人もいていいよ、ママも嫌いな人は居るよ」と話しました。
Tは嫌いと思ってはいけないとも思っていたようです。

「僕は居ない方がいいってずっと思っていたの?」「辛かったね」 と言うと
目を真っ赤にさせながら
ボロンボロンと大きな涙をこぼして私をじっと見つめていました。

保育園の見学中に園長先生が傍にきて 「どうですか?」と聞いてきたので
「私が見ているからなのか落ち着いているように思います、
でも脳に障害のある子どもはいきなり豹変すると聞いたことがあります、
園長先生もTのことを豹変すると仰ったし、
先生がTのどんな様子を脳に障害があるかも知れないと
言ったのかを教えて欲しい」と言ったら、
「そんなこと言ってませんよ」と言われました。

でもそのあと、
「でもお母さん、5歳でお友達を噛むなんて、
お母さんそれは異常だと思わないのですか?」と言うので、
それでやっと、園長先生はTを見て言ったのではなく
噛まれた子どもの保護者からの苦情を心配しているんだと感じました。

つい最近、偶然Tが保育士さんに叱られている場面に遭遇しました。
Tがテーブルの上に乗って歩いていて叱られたのを無視して
テーブルから飛び降り走り回って先生から逃げているところでした。

それを見ていて気付いたことがあったので、Tを捕まえて先生と向き合い
「お話の途中なんじゃないの?」とお話しを再開してもらうと、Tは全く話を聞きません。

「T、怒られてばかりで嫌なんでしょ?」
「先生は僕の事嫌いで怒っていると思ってる?」と言うと
私から逃げようとし始めたので、抱きしめて

「先生はTを嫌いで怒っているわけじゃないよ」
「Tが怪我をしないか心配なんだよ」と説明しました。

Tは暴れ出し目に涙を溜め始めたので、
「怒られてばかりでいやなんだよね」 「僕の気持ちを分かって欲しいんだよね」
「あんまり一緒に遊ばない先生から いきなり怒られたら言うこと聞きたくないんだよね」
「嫌われてると思って悲しいんだよね」と代弁すると、

保育士さんからも 「いきなり大きな声で怒ったからびっくりしたよね」
「ごめんね」 「Tくんが怪我をしたら困ると思って焦って大きな声が出たの」
「先生はクラスが違うからあんまり遊ぶ機会がないもんね」
「さっき一緒に遊んで楽しかったね、また明日も遊ぼうか」 と言ってくれました。

Tもだんだん落ち着いてきたので、
「先生はTが嫌いで怒っているわけわけじゃないよ」
「Tが怪我をしたら心配だからテーブルから降りて欲しかったんだよ」
「Tが駄目なんじゃないよ」 「テーブルに乗ったのがダメだっただけだよ」と話すと
ようやく納得したようで、帰り支度をして、

「先生に挨拶しておいで」と言ったら
タタタターと走っていって先生に抱きつき甘えていました。

家ではクッションが大活躍です。

まだ自分からは叫べないようですが 「ヤダヤダヤダ」って言ってみて
「ママなんか大嫌い」「僕の気持ち分かってよ」
「僕の気持ち全然分かってくれない」等、 私が促すとクッションに叫ぶようになりました。

「ママはいつも気持ちが分かる訳じゃないから、 言えるときは教えてね」と話すと
「僕もよく分からない」と言うので
「イライラする」「なんか悲しい」 「僕は怒ってる」でも良いんだよ、と話しました。

「怒っていいの?」と聞かれたので
「いいよ、ママも怒るしイライラするしょ、
でもママはTのことが大好きだって知ってる?」と言うと

「僕もママのことなんか 大嫌いとか死んじゃえって思うけど本当は大好き」

「うん、ママちゃんと分かってるよ」という会話もしました。

まだまだTは落ち着いているわけではないし、 指噛み皮噛みも収まってはいないし、
何か結果が出たわけではなく 園長先生を納得させるだけの話は私には出来ないです。

なので今は12月に児童相談所へ相談に行く予約がとれた
という話しをするに留まっています。
12月までには何かが落ち着くと思うのですが。

「児相では問題なしと言われました」と言う話を
園長先生に持って行く為に児相に電話をして予約をしました。

真美先生、
小学校に入ると授業中に席を立ったり歩き回ったり お喋りをしたりと
集中できずにいる子どもが殆どで
みんな何らかの脳障害を抱えているんだ、と 知人が言っていました。

私はそれを聞いて、それは脳障害ではなく、
そんなに沢山の子どもが気持ちを押さえ込んで
自分を責めて自分を大切に思えなくて
自分は愛されていないと思っているということなんじゃないかな、 と思い、
とても悲しい気持ちになりました。

どうして、いつからそうなってしまったんでしょう。

私はまだ、
自分の子どもや自分の子どもに関わりのある子ども以外には 興味がありません。
どうでもいいと思ってしまいます。

ニュースで虐待の事件を聞く事が出来ません。
怖くて悲しくなるからです。

でもそれは、 自分にもその可能性が十分にあるのだということから
目を反らしたいからなのではないかなぁと思います。

よその子どもと関わりたくないのも、
心が疼くのが嫌で 自分の心を見たくないからかもしれないなぁと思います。

だけど悲しい気持ちでいっぱいの子どもの話を聞くと、
私にも何かどうにか出来ればとも思います。

12月まで児相に予約を入れられなかったということは、
相談する人が沢山居るということですよね。
児相ではどんな話をするのでしょう。

一人でも多くのお母さんや子どもやお父さんが
自分の悲しい気持ちに気づいて貰えて向き合えて
温かな気持ちを感じることが 出来るようになれたら良いなぁと思います。
だから児相でのお話も興味があります。

まだ私には人の役にたちたいという気持ちが湧きません。
自分の気持ちに集中して 向き合うのがまだまだ嫌なんだと思います。

お返事が遅くなってすみませんでした。

いつも必ず助けてくれる人が居るというのを知っているということは、
普段交流がなかったとしてもいつも私の心を温かくしてくれて、
見守ってくれて、とても大きな力になるのだと知りました。

私には助けてくれる人が沢山居ますね。
この温かくなる気持ちを まずは自分の子どもに伝わるようにしていきます。

いつも本当にありがとうございます。

—–そしてもう一通メールが来ました——–

真美先生

お返事嬉しいです。 ありがとうございます。

前回の私のメール、何かに使っていただけるのはこちらも嬉しいです。

宜しくお願いします。

昨日Tから、
「ママ、お話があるの」 「ママ、ママ大好きのお話があるんだけどいい?」と
聞かれました。

夜一緒に布団に入りながら、
「僕ママのこと大好きなのに死んじゃえって思ってごめんなさい」

「大丈夫、ママはTがママのこと大好きだってちゃんと知ってるよ。
イライラすると思うんでしょ?」
「TはママがTのことを大好きだってこと分かってる?」

「うーん、ちょっとだけ分かるようになったけど、 まだいっぱいは分からない」

「そっか、でも大丈夫だから」

「ママずっと居てね」

「ずっと居るしずっと大好きだよ」

という会話をしました。

恋人同士か!?という会話だけど、 ママずっと居てねという言葉は、

出産時、離れたときの恐怖と
不安な気持ちなんじゃないかなぁと感じました。

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嫌われた、自分のせいだ、自分がダメだからだ という思い込みを、
何層も心のコップに積んできた場合

お母さんがどんなに「大好きだよ」と言っても 受け取れなかったりします。

これは、お母さんにとってはとてもショックなことです。

子供が大人になってから 「私(僕)は、お母さんに甘えた記憶がない!
抱っこしてもらったことも、話を聞いてもらったこともない 私(僕)は、
どうせ嫌われてるんだ! 私(僕)より兄姉弟妹の方がかわいいんだろう」
とある日突然言われて驚きます。

そんな家族をいっぱい見てきました。

Tくんのようなケースは、本当にたくさん見られます。

子供が何か問題行動をとる原因は 自分はお母さんに嫌われてるんだ
自分のせいなんだ、ダメだからだ!という 間違った思い込みからきているのです。

また、幼稚園や保育園の先生も 子供を決め付けそのフィルターをかけて
見てしまうこともあります。

Tくんのお母さんは、うちの講座で学び 数年たっています。

けれど、ちゃんと学んだことを活かし 自分の子供と真剣に向き合っています。

この時期 親として、自分自身の感情を刺激されるので とてもとてもつらいです。

子育ては、 子供を育てながら、自分の内なる子供心をも育てています。

目が合わない、ボーっとしている 落ち着きがない、忘れっぽい、
記憶が薄い すぐ寝てしまう、キレやすい、叩くかじる、
後追いがひどすぎる、などなど

実は、心の深いところで 自分はダメなんだ、
居ない方がいいんだ 嫌われてるんだ、と
間違って思い込んでいるところから きていたりするのです。

せっかく生まれてきた人生の原初 妊娠・出産時に、
そう思い込んでしまうことが多いです。

そこを書き換えていく、心を成長させていくのが
母と子のピエタセラピーです。

子供の頃は自分中心なので 心が未成熟で見てる世界がせまく
親からの、日常の中の 当たり前の中にあった愛の形に気づけません。

母と子の繋がり そして自分自身と繋がっていくことで
平安安心を自分の中に見出すことができます。

それが、幸せな家庭を築く土台となり
平和で過ごしやすい世の中になると 私は信じています。

この想いを セミナーや講座、ブログの中で これからも発信していきます。