2歳11か月のRくん

大人びた表情と手を繋いでくれない、ということで
セラピーを受けにきてくださいました。

一度、もっと小さい時にセラピーを受けていますが
子供の成長過程において、特に魔の2歳児の時期にも
色々表面化してきます。

セラピールームの玄関を見るなり、「帰る」と言うRくん。

すっと冷めた表情をしていました。

お母さんの話を聞いている時
子供たちは私にサインを見せてくれます。

「今日はここを解放してほしいの」
「この気持ちをママにわかってほしいの」

それを私が翻訳し、心の曇りを解放し
お母さんと心を繋いでいきます。

「何かお母さんにわかってほしい気持ちはあるかな?」

最初Rくんは、全然関係ないことをしゃべっていました。

だんだん目を押さえるしぐさをし
泣くのをこらえています。

そのあたりで、私の中でピ~ン!とイメージが浮かびました。

お母さんが仕事や日常で忙しく
もっと小さい頃から手のかからない大人しい子
ひとりで遊んでいる・・・

でも本当は気づいてほしい
お母さんが来てくれるのを待っている・・・

「ずっと待ってたんだよね?」
「お母さん忙しいから、迷惑かけると思って、
 言えなかったんだよね?」
「それでひとりで遊んでいたんだよね?」

そう言葉をかけた時
お母さんの心にヒットしました。

お母さんも泣けて
Rくんもいっぱい暴れて泣きました。

そして眠りに落ちました。

帰る時、玄関で、
「このリュックの中には、おやつが入っているの」
みたいなことを話してくれ
すっきりした顔で帰っていきました。

Rくんのお母さんから
その後の様子をメールでいただきました。

同意を得ていますので、ここに掲載します。

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Rくん 2歳11か月

セラピーの帰り道、私もRもどこかスッキリしていて、
いつもは一方通行な会話も

「寒くないよ、お腹空いてないよ」って返って来た事にビックリで、
会話が増えてる事が嬉しかったです。

モスバーガーで昼食をとり、
準備して店を出ようとすると、何か自分でやりたかったみたいで、
すべてまた最初からやり直ししようと、いつものように泣き出しました。

すぐ店を出て、
「おうちの中では泣いてもいいけど、お店の中では皆うるさいって言うよ。
店の中ではやり直しは出来ないよ」って説明して
外で少し泣かせてあげてから、
(中で自分でやるとずっと言ってましたが…)
地下鉄に気をそらすとすんなり帰りました。

帰ってから公園に行くと言うので、遊んでから帰りました。

寒くなってきたので帰ろうと話すと、帽子を貸してくれたり、
帽子が小さくて入らない事に気付いたら、
自分の手で私の頭を暖めてくれたり…

泣きそうになる程嬉しくて喜ぶ私を見てRが嬉しそうで、
初めてすごい繋がってる感がありました。

その後、家に着いたあと、まだ遊びたかったみたいで
一人でおもちゃを持って公園に走っていってしまいました。

外は寒くなってきて説明しても聞かないので強制連行しました。
家の中で泣いてましたが、「抱っこ~」に変わって
自分から靴を脱いで入ってきました。

前は、二つともイライラして
ただどうしていいかわからなかったことも、
しつけと寄り添う部分がわかって、気然とした対応が出来て、
私もスッキリしています。

「ずっと待ってた」
「一人で遊んで迷惑かけると思って言えなかった」

ここずっと、体調が優れず幼稚園と仕事に行けなかったのは、
Rの気付いてよのサインだった事には気付いてました。

ちょっとした事で鼻にかけるような泣き方をして大声を出すことも。

さらに、この言葉でズシンと来て、
あの時もあの時もRは呼んでたのに後回しにしてごめん、と
涙と一緒に思いがこみ上げて来ました。

「言ってもわかってくれないしょ」とか
「言っても来てくれないしょ」とか思って
諦めてたんだなって伝わってきました。

わかって向き合いたくても、
どうしていいか正直わからなくて不安でした。
それが今の講座を受けた理由のひとつでもあります。

明日で最後の仕事です。

これからは、お互いが無理しない生活ができる仕事選びをしていきます。

そして、Rを尊重してあげる事と、
もっと気持ちを聞いてあげる関わりをしていきたいと思います。

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Rくんの積み重なった
「わかってほしい、気づいてほしい」気持ちが
手を繋がない、という小さなサインとして
ある時から現れました。

自立してるからかな? とも思いますが
大人だって、好きな人と手を繋ぎたいですよね?

大人しい手のかからないお子さんは
魔の2歳児の時期にサインを出してきます。

そこに気づかずにいると
今度は幼稚園で、叩いたり叩かれたり
小学校で友達とトラブルがあったり
思春期で、うつっぽくなったり、と
どんどん積み重なり、大きくなっていきます。

この時期に出せてよかったですね。

そして、それに気づけて本当によかった。

これからも、本当の気持ちを伝え合う
親子関係を築いていってくださいね。

間違えても失敗してもいいんです。

今回のように、コツをつかめれば大丈夫です。

ありがとうございました。