子供が感じて見ている世界と、大人が感じて見ている世界は大きく違います。
子供の目線と子供の意識を理解できれば、なぜこんな振る舞いをしているのかがわかります。

大人の私たちの心の中にも、子供の意識のままの、インナーチャイルドがいます。
時にスイッチが押され、このインナーチャイルドの着ぐるみを来てしまい、
着ぐるみのフィルターを通して人を世界を見てしまいます。

子供はまだ心が未熟で意識が低い状態。
一点に集中し、まわりが見えません。
自分のこと中心です。

お母さんが忙しく準備しているのも
苦労して工夫してご飯支度しているのも
何時に行かなければ行けないということも
知らないし理解していません。

自分中心だから
遊んでほしかったら遊んでほしいと言い
かまってほしかったら、かまってほしいと言い
思ったまま、そのまま、伝えてきます。

0歳から8歳くらいまでは特にそういう時期。

人は、自分の見ている世界、感じている世界を
他者も同じように、見ていて感じていると
思い込んでいます。

子供に「どこどこに行くよ~」と言うと
一度行ったことがあるところなら
子供なりに色々空想しています。

「こうやって、ここでこ~して・・・」などと。

親は用事があったりするので、その用事を済ませてから
などと思っています。

子供の空想の世界と、親のシュミレーションしている世界とで
大きくギャップがあるのです。

いざ外出して、お互いの空想と違った状況になった時
イライラしたり不機嫌になったりします。

うちの場合は、7歳の三男に全部説明するようにしています。

ここでは遊べるけれど
ここではママの用事を済ませるからね、だから30分くらい待っててね、などと。

そうすると、スムーズに流れ
お互いいい感じでその日を過ごすことができます。

そして、「あ~楽しかったね」と帰ることができます。

人は自分の思うようにならない時に、よくイライラし怒りを感じます。

それは、子供も大人も自分の空想の世界通りに
相手も合わせてくれると、大きく期待しているからです。

自分のことが理解できれば
人のことも理解できる、心の余裕が生まれます。

自分のことを理解している、ということは
無意識に無駄に責めるようなことがない、ということです。

その状態の中で、深く子供の心を理解し、
見ている世界を一緒に見て、楽しむことができます。

チャイルドセラピスト講座は
子供を癒す、という内容だけではなく

特に大人の中にいる、子供心、子供の意識、見ている世界を知り
大人の私がそれを理解しわかってあげることで
初めて深く、子供の心に寄り添うことができる
ということを学んでいきます。

それを知れば
赤ちゃんから大人までのすべての人の
表面的な振る舞いの奥の、本当の気持ちがわかります。

本当の気持ちにただ寄り添うことで、大きな変容が起きます。
人がいとおしく感じます。みな、同じなんだと思えます。

どんな感情も感じてダメなものはありません。
その感情の下に、幼い頃に持ってしまった、
勘違いの思考の種があります。

その種にたどりつくまで、そして溶けるまで
感情をありのまま感じて味わうこと、観察することが大切なんです。

幼い頃に置いてきてしまった、私たちの“子供ごころ”
無視して責めていると、悪さをしてきます。
ただそのまま認めれば、いつのまにか成長していきます。

私たちの中には
ただそのままわかってほしい、認めてほしい気持ちたちが
いっぱいいるんです。

お母さんに言ってほしかったように
ただ「あ~そうなんだね、そう思ってたんだね」と
寄り添ってあげましょう。

そして、もしわかれば
それは勘違いだったんだよ、と教えてあげましょう。

お母さんはこういう状況で、あなたにこう言ったんだよ
こうしたんだよ、と。

静かにそっと
ありのまま感じる時間を自分に与えてあげてください。

深いところから湧き上がる、
本当の自分と出会えることでしょう。