通信コース1回目

 

1     講座受講の動機 

現在私には2歳になる長男と3か月の次男がいます。長男を出産し育児を経験する中で、息子はかわいくて仕方ないのに、泣かれると辛く、自分の時間もうまく作れず、育児が苦痛になり放心状態になったことがあります。助産師をしており、産後に鬱になりやすいことやその対処法を知っていたにも関わらず、どうにもできずうやむやなまま時間が過ぎ、仕事に復帰しました。次男の妊娠も希望したものでしたが、またあんな苦しい思いをするのかという不安がありました。次男は長男に比べ驚くほど手がかからない子で育児そのものは大丈夫でしたが、今度は夫に対して「私ばっかり大変なのはなんでよ」というものすごい怒りの感情が爆発しました(長男の時もありましたが、抑えました)。この感情をどうしていいかわからず、何とかしたいと考えているときに、先生のホームページを拝見しました。ブログやメールマガジンの内容に釘づけになりました。

私自身が子供のころから女性性を肯定できず、女性であることが損だと感じています。男性に引けを取らないよう、社会で自立して生きていきたく、この職に就きました。また、自分に母性がないような、育児なんてできないと思っていたところもあります。私は4人兄弟の長女で、双子です。両親はよく「お姉ちゃんなのだから我慢しなさい」「弟と同じように反抗していいと思っているのか」「下の子が生まれたら、上の子が大人に見えるから、仕方ない。申し訳ないが、お前たち(双子の妹も含め)よりも、下の弟・妹のほうがかわいいから、我慢してくれ」と言われて育ちました。今では親なりに愛情をもって育ててくれた、両親も大変だったのだと理解していますが、親から子供に対する愛情がよくわからないというのが本音です。

この育児に対する不安、夫への怒りの感情(夫は家事も育児も手伝ってくれ、私の仕事に対しても理解があるのに)をどうにかしたい、というのが受講の動機です。ホームページを拝見し、記事を読むことでどうして自分がこうなったのか納得のいく部分が多かったです。しかし根底には私自身の女性性の否定と、私自身に価値を見いだせていないことが問題としてあるような気がして、それをどうにかしたいと思ったからです。

2     講座修了後の自分の姿 

1)楽しみながら育児をすることができる

反抗期にかかってきた長男を叱るとき、我慢ができなくて感情に任せて怒鳴ってしまったり、逆に叱ってばかりじゃかわいそうと長男の意見をそのまま受け入れたり、自分のしつけが厳しいのか甘やかしているのか迷うのが現状です。迷うというより、自信がなく、誰かに指摘されるのではないかという不安なのかもしれません。子供を叱るときにぶれない芯をもち、愛情をもって叱れるようになりたいです。また、子供の心を理解し、子供の心とつながりながら育児をしていける自分になりたいです。 

2)自分と自分の女性性を肯定できる

どうして女性が損なのか、いつそう思うようになったのか覚えていませんが、女性であることに誇りを持てない自分がいます。男性になりたいといった気持ちはありませんが、「男性はずるい、私は女性だから大変」といった感じに近いものです。夫のことは愛していますが、出産後の夫に対する怒りも、そこから来ているように思います。また、いつも心のどこかに「まだまだ不十分でだめな私」という思いがあり、苦しいです。これから講座を受講し、ワークする中で、自分を自分で認め、女性であることを楽しんで生きる人間になりたいと思います。

私自身が女性であり、妻であり、母親であることを楽しんで生きることで、家族みんなが寛げる家庭を築いていければと思います。 

3)感情を否定せず味わい、自分と向き合い生きることができる

講座1回目のワークにもありましたが、これを日々行っていける人間になりたいです。感情=駄目なものという思いがあり、それを表に出さない・感じないようにするのが大人だと思っていました。しかしそうではないということがわかったので、自分の心・自分の感情をしっかりみつめるということを行っていきたいです。怒りの感情を外に向けるのではなく、自分の中で味わうというのがいかに大変か実感中なので、逃げずに続けていきたいです。

3     バーストラウマについて 

バーストラウマという言葉は知っていましたが、それが後の人生にどう影響するかを具体的に知ることができ、その重要さを痛感しました。大人にとってはほんの些細なことでも、胎児や新生児には存在価値を否定されトラウマになりえる。人が生きていくためには愛されること、存在をみとめてもらうことが必要というのが腑に落ちました。それと同時に、「愛されていない」と簡単に」勘違い・思い込みしやすいのだとわかりました。

今回のレポートの中で、一番書けなかったのがこのテーマでした。知識として整理することができても、どう感じたのかが真っ白で出てきませんでした。バーストラウマを具体的に知って、まずは長男や次男にトラウマを与えたかもしれないことが申し訳なく、どうしようかと自分を責めていました。長男の時は泣かせてはいけないと思い、泣かれるのも辛く、ひたすらおっぱいで泣かせませんでした。次男に関していえば、二人目の妊娠で反省点があったにも関わらず、妊娠中はたくさんネガティブになったし、長男の時ほど話しかけなかったし、生まれてからも「手がかからなくて(泣かなくて)楽だわ」なんてのんきに思っていたし、などなど、自分がしたことを受け止められない感じでした。次男ははじめ目をそらすことが多く、あまりの手のかからなさに家族中から存在感がないといわれるほどでした。講義の内容を活かして次男に話しかけていくうちに、いまではしっかり泣いて抱っこ・遊んでアピールをしてくれるようになりました(本当に飲めばすぐに寝て、おむつ替えてはすぐに寝てで、それすらなかったのです)。

はじめは申し訳なさと、どうやってトラウマがないように育児をしたらいいのか悩みましたが、「トラウマは悪いことなのではなく、対処する方法があること、起きている現象をどうとらえるかでトラウマかどうかが決まる」と先生がおっしゃっていたことで、先が見えたように思います。このトラウマを癒して自分で自分の価値を認め、自分らしく生きる(そうできるように育てていく)こと、それがこのセラピーを学習する目的だということに行きつけました。

4     講義の感想

私が育児をしていく中で湧き上がってくるネガティブな感情に困ったとき、正直にいうと助産師として持っていた知識はあまり役には立ちませんでした。育児書を買って読み、実践しても方法論の真似だけで心のどこかに「これでいいのかな。これで合っているのかな。」という不安がありました。

この講義を受講し、この自分の感情とどう付き合っていけばいいのかが見えたように思います。はじめは自分の子供との関わり方を学びたかったはずなのに、空洞タイプや切るタイプなど、私自身のことを言われているような気がしました。大人のなかにもある、子供の心を癒すという先生の言葉に衝撃を受けました。私自身、自分に中身がないような気がしていましたが、それに対しての理由も対処法もわからずに見ないようにしてきたため、話を聞いていてモヤモヤする部分もありました。育児を同時進行に、私自身がまずは自分を見つめなきゃいけない、ということがわかりました。自分の感情を感じないようにするくせがあり(表出すると叱られたため)、感じてみることそのものが課題です。できれば自分の心、感情との付き合い方を、もっと早く知っていたかったと思います。自分の子供に対しても、勘違いさせるような育児ばかりで申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。しかし、勘違いは修正できるし、書き換えられるということを信じて、実践していきたいです。

カリキュラムを見るとこれからの内容も楽しみで仕方がないですが、1回目の講義ですでに私自身のインナーチャイルドが刺激されてグラグラしています。講座を修了するときには、私という芯がしっかりできていたらいいなと思います。