通信コース8回目(最終回)

◎この講座を修了し、始めたころと現在と、自分自身に、家族に、どのような変化を実感しますか。 

まず第一にバーストラウマは私が容疑者だ。という気持ち。 

第3子(K)が亡くなり、また家族の誰かが亡くなってしまうのではないのか?という不安と恐怖が和らぎました。 

Kを亡くしたことで子どもたちにも辛い思いをさせて、向き合えない時期がありましたから『どのようにしたら子どもたちの心に寄り添えるようになるんだろう?』と焦ってばかりの私が、息子、娘の振る舞いや毎日の出来事の中で自分の心の奥底にしまい込んでいた思いが呼び覚まされて、 

『まず自分の気持ちを解放することが重要である』ことに気づいたことで、自分というものが1つになる瞬間が訪れるようになり本当に驚きの連続でした。 

私は保育士の資格があり、実習先や仕事などで絵本に触れる機会があっても心から面白い、楽しいと感じることがありませんでした。息子にも読んであげるとすぐ眠たくなるのです。そして、娘に読んであげているうちに私が小さかった頃母が仕事で忙しく、いつもテープの声で聴いていたことを思い出すようになったのです。保育士としても子どもたちとの外遊びも内心嫌でしょうがなかったのです。子どもは好きなのにどうしてなんだろう?と思っていました。 

夫の方の祖父母が遊びに来て、上の子(障害がある)が少し調子を崩していてお外へ遊びに連れていけなかったので、祖父母が気を使って下の娘を買い物に連れて行こうとしたのですが、「行かない」と言いました。

でも祖父母が帰り玄関のドアが閉まった瞬間、私に抱きつき「ママとお外に行きたかった」と言いました。

駄々をこねるわけでもなくそっと気持ちを私に打ち明けてくれた瞬間、私も心の中で「私もそうだったのぉ!!!!!!!!!」と、小さかった子どもの頃の私がそう言ったのでした。そのまま玄関で娘と抱き合って感じて味わっていました。 

あの瞬間は何とも言えないほど自分が一つになったような気がしました。 

絵本が楽しくなかったのも保育士として子どもたちともうんと遊べなかったのもこれだ!と私のインナーチャイルドの発見でした。このような体験をしているうちに心から絵本が楽しくてしかたなくなりました。 

そして、言葉を持たない(気管切開をしているのでお話ができない)障害のある上の子の気持ちがなんだが前より伝わるような気がしてなりません。おそらく辛く、寂しく、痛い気持ちをそのまま受け取ると今まで積み重ねてきた痛みの体がブワァーーー!!と押し寄せて感じるのが怖かったし、辛すぎる、だったんだと思います。 

こうして、講座を通し全てが意味のあることだらけで、誰かに癇に触るような言われ方をされても「あ!! これって前の自分だ!! 前私がそうだった!!」と、気づいたり、自分の奥深くしまい込んでいた気持を解放していくと子どもたちと本当に気持ちが通じ合えるようになったと思えるようになって自信がつき始めました。だから、怖いと感じることが無くなっていきました。 

それから、エリザベス・キューブラー・ロスの「人生は廻る輪のように」を読み終え、死は生の一部である。死は存在しない。肉体を脱ぎ捨て魂だけが解き放ち、痛みも、恐れも、心配なくなり愛した人たちのそばにいつもいて大きな愛に包まれて暮らすということ。 

Kが亡くなり、ショックを受け、どうして?となり、〇〇が悪いのだと人のせいにしたり、どうやったら生き返るのだろうか?と真剣に考えたり、それが叶わないことと気づいてまた怒り、嘆き、苦痛を感じ、そして愛しているものは全て失うのだと恐怖におびえて死にたいと思ったり、人と会うのが怖くて溜まらなくなったこと。

これは、健全で全うな反応であることを知り、私は間違ってはいなかったのだと思いました。 

5リットル近く出血して死にそうになった私はKと3日間会えず、4日目にして無理に会うことができました。

その時のKはずっと冷蔵されていたし、日にちも経っていたので肌の色が悪くなっていたのですが、それでも、もう可愛い可愛い私の赤ちゃんでした。

冷たく硬かった頬が何度も何度もキスをして頬ずりをしていたら、Kの顔がだんだん柔らかくなってきて生き返ったような気がしました。 

辛く悲しく、もう胸が張り裂けそうな思いの空間と思っていたけど、この本を読んでから、無条件の愛に包まれた家族5人の愛の空間というイメージに変わりました。 

愛に包まれた空間の他に、もうあの時あの瞬間はなにものでもありません。 

死は存在しなく、肉体を脱ぎ捨て魂が解放されていったのだと本当にそう感じています。 

この間、娘が「うちは5人家族じゃないの?」と聞いてきました。

私は娘に「Kちゃんが亡くなってお空に飛んでいっちゃったから、4人家族なんだよ」というと、娘は仏壇に指をさして「ここにいるしょ、だから5人でしょ」というのです。 

私は「Kちゃんは背中に羽をつけてお空に飛んで行ったの。いつも私たちの事を見ているし、お空で楽しく暮らしているの。だから世間一般的にはうちは4人家族になるんだよ。でも本当はAちゃんの言うとおり5人家族だね。胸の中にしまっておこうね」というと、私の胸に手を当てて回しながら「ガチャガチャ」と言いました。そして娘も自分の胸に手を当てて「ガチャガチャ」と手を回していました。

私が「何やってるの?」というと娘は「胸にしまって鍵かけてるの」と言いました。私は本当に家族っていいなぁ。と思いました。娘は立派なチャイルドのセラピストです(笑) 

私は死産を乗り越えたのでしょうか?

今だ乗り越えたという言葉がしっくりこない私は頑固者なのかなと思っています。

なぜならば、Kの死は存在しないからかな。と言いたいです。 

実母のことに関しても、だいぶギャーギャー言ってる私の悪魔的チャイルドが静かになってきていますが、時に騒ぎます。でも、もうそろそろ来年あたりに私の人生の原点が聞きたくなりました。そして母の原点も知りたいと思います。母と娘でも人と人として話がしてみたいです。

時に感情的になるかもしれないけど、私はもう十分考えて、苦しんで、悩んでやってきたのです。だから、ここで得た知識をフル活動させ、私なりのやり方で母とコンタクトとってみたいと思います。 

この講座が終了してからが先生のおっしゃる通りスタートですね。

これだけの経験をしてきた私だからこそ自分の課題に整理がつくことができたら、もっともっと勉強して手を差し伸べられる人間になりたいなぁと夢見てます。 

チャイルドセラピスト講座、本当に受けてよかったと思っています。 

私の悲しく、辛く、苦しい気持ちに寄り添っていただき本当にありがとうございました。先生が「全力でサポートしていきます」とおっしゃってくれた時、本当にうれしかったです。救われた気持ちになりました。ありがとうございました。